新年のご挨拶
- 2021年01月07日
- 石井商事
新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、つつがなく新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
まず初めに年末、年始を休むことなく業務に従事していただいた社員の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。皆様方のお力添えをもちまして素晴らしい新春を迎えることが出来ました。加えて、昨年は新型コロナウィルスが世の中を席巻する中、1年を通じて最前線でそれぞれの業務に従事して頂きましたことに重ねて感謝申し上げます。
昨年は世界中が新型コロナウィルスに始まり新型コロナウィルスで終わった1年となりました。2019年12月に発生したこの新型コロナウィルスは瞬く間に世界中でパンデミックを引き起こし、経済および人々の生活様式などに甚大なる影響を及ぼしました。一部の国に於いては昨年末よりワクチンの接種が始まりましたが、まだまだ不透明な部分が多く、収束に向けた明確なビジョンが確立された段階にはありません。コロナ感染拡大は経済・社会の各面がニューノーマルに移行する契機となり、企業やビジネスシーンにおいて様々な変化が引き起こされる事となりました。ポストコロナ時代に向けて我々、物流業界も変化するお客様の新たなニーズに合わせスピード感ある柔軟な対応が求められます。日頃より様々なシーンにおいて変化を敏感に捉え、物事を多面的・多角的に考える事で1人1人が先見力を鍛え、しっかりと身につけていってください。お客様が求めるサービスに対し、お客様の先回りが出来る集団を目指しましょう。
さて、当社の今年のスローガンは「新」と致しました。まさに今までの常識がこれからの非常識となり得るこの転換期に個人個人がイノベーション=革新・一新を起こしていくという強い気持ちを持ってください。その為には固定観念にとらわれることなく、周りの物事を注意深く観察し、これまでのノウハウに加え、新たな知識を身につけていく事が必要不可欠です。自分自身の成長に向け貪欲に取り組んでください。昨年の年始の挨拶で私から皆さんへ「能力を開花し、思う存分開放してください」という話をしました。しかしながら国内の世情に於いて能力を発揮するには余りにも不十分な環境でした。皆さんの起こすイノベーションが約150社にのぼるお取引企業様に還元されていく事に強く期待しています。変化していくそれぞれのお客様のご要望に対し、改めて皆さんの新たな能力を開放してください。
当社にとって今年の「新」というキーワードで言うと新規にEコマース事業への物流参画を計画しています。Eコマースの市場規模が年々拡大する中、いわゆるB to C-EC(企業と消費者間を結ぶ個人宅配)に参画し、配送業務の今後の新たな柱の1つになるよう先ずは基礎を構築するための1年とします。以前より当社は高齢者雇用の観点からも軽車両のチームを作り、長きに渡り安心して働けるような環境作りを目指していました。今後も間違いなく成長していくであろう事業と当社の思惑が重なり、是非とも実現に向けて取り組んでいきたいと考えています。
又、当社は配送業務、倉庫業務、商流業務をメインに事業を展開していますが、新たに他業種への参画に向け、様々な分野の事業リサーチおよび参画に向けた準備を開始する年とします。現在、世の中の産業構造自体が大きく変化していますが、マイナス影響ばかりではありません。発想の転換1つで会社が大きく成長できるチャンスの時と捉えることが出来ます。新たなビジネスを実際に開始するまでの道のりは簡単ではありませんが、未来はどの様なものかを想像し、果敢に挑戦していきましょう。異業種への参画は例えば体力面に不安な方々も仕事内容の選択肢が広がるという従業員の皆様に対するメリットも生まれ、この先の安定雇用に繋がっていくものと考えます。
昨年より既存のお客様は元より新規のお客様に対してもご満足いただけるような対応を取る事を目的に営業本部の強化を致しました。営業部隊のみならず、全従業員が一丸となってこのコロナ禍の激動の時代にお客様の目線に立って前を向いて進んでいきましょう。常に新たな挑戦を続けることが提案型企業である我々の使命と考えます。
最後になりますが、全社員および家族の皆様、関係者様各位のご多幸とご健康を祈念致しまして新年の挨拶とさせて頂きます。
石井商事運輸株式会社
代表取締役 石井 督之