新年のごあいさつ
- 2020年01月14日
- 管理推進部
皆様、新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、つつがなく新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
まず初めに年末、年始を休むことなく業務に従事していただいた社員の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。皆様方のお力添えをもちまして素晴らしい新春を迎えることが出来ました。
昨年は平成の時代が終わり、新元号「令和」時代の幕が開けました。新天皇即位に伴い執り行われた「即位礼正殿の儀」および「祝賀御列の儀」(パレード)に日本国中が歓喜に沸き、大変な祝賀ムードに包まれました。又、今年開催される東京オリンピックに花を添えるかのようにテニス、バスケットボール、ゴルフ界に於いて世界で活躍するニューヒーロー、ヒロインが誕生しました。更にはラグビーワールドカップの開催も加わり、スポーツ界全体が大きな盛り上がりを見せた華やかな1年となりました。しかしながら一方では九州豪雨、台風15号、19号など未曽有の自然災害が日本各地に甚大な被害をもたらし、その際に物流網の遮断により消費者の元へ物品が届かない現状を目の当たりにしました。我々、物流事業者としての責務、役割の重さについて改めて深く考えさせられる大きな出来事となりました。日頃から不測の事態に備え、準備を怠らず、いざという時にしっかりと行動に移せる力が我々には必要であり、それが結果として微力ながら社会貢献へと繋がるものと考えます。
さて、当社の今年のスローガンは「開」と致しました。昨年は「始」のスローガンの元、営業面では厚木物流センターへの顧客誘致の開始や北関東エリア物流拠点の第一弾として群馬営業所の開設、管理面では働き方改革に対応した新たな雇用対策、等級制度構築に向けた骨子の作成、更には様々な福利厚生制度の見直し等々、多くの事を開始した年となりました。又、個人に於いても各人が課題を持ってそれぞれの目標に向かってチャレンジを開始した年でもありました。今年は何と言っても東京オリンピックが開催される記念すべき年です。その一大イベントに併せる形で、国内では交通インフラの整備が大々的に行われると共に通信分野に於いて「新たな社会インフラ」と言われる第5世代移動通信システム「5G」のサービスの普及が本格化すると予測されます。車の自動運転を始め、医療、建設、その他多くの分野に於いて一昔前では夢物語であった世界を現実する可能性を秘めています。物流の世界に於いてもこれを機に大きな変革が起きていく事でしょう。特に”無人化”“効率化”がキーワードとなるような技術革新の波が押し寄せてくる事は想像に難くありません。当社も世の中の進化に臆することなく、一昨年からじっくりと備え準備し、昨年動き始めたことを今年は満を持して”開花”させる1年としましょう。
当社にとっての「開」とは・・
□厚木物流センター
昨年末までに厚木物流センター建設予定地に伴う土地、約4,331坪の取得を完了いたしました。又、昨年の夏以降、特定のお客様と物流センター建設に向け、具体的な議論を進めて参りました。当社にとって念願でもあった自社物流センターの建設に手が届きそうな段階まで来ております。勿論、クリアすべき諸条件が未だ幾つかありますが、昨年に蒔いた種が蕾になり今年は満開の花を咲かせられるよう厚木センター開発室主導の元、従業員一丸となって邁進していきましょう。この経験が大きな財産となり、苦悩を繰り返しながら何とか成功裏に導くことで更にその先にある第二、第三の物流センター開設へと夢が繋がっていくものと考えます。
□群馬新営業所
近年、多くのお客様より北関東エリアに於ける物流案件を頂いておりました。そのような中、昨年の10月に新たな物流拠点として群馬営業所を開設いたしました。中長期計画でエリア戦略を掲げる当社にとって今後の更なる拠点作りに向けた大きな試金石となります。開設当社は管理車両7台であった規模を今年の9月までに15台、来年の3月までに20台まで拡大する計画を立てています。日頃より大変お世話になっている北関東トゥエンティワン流通事業協同組合様は元より新規顧客の開拓を含め、実現に向けて強い意志を持って取り組む事が必要となります。又、本来の目的である点と点を線で結び物流網を構築していく上でも入間営業所との相乗効果を実感し、是非ともエリア戦略の次期ステージへと繋げていきましょう。
□能力の開花
何と言っても今年のスローガン「開」(開花)させるべく1番は個人個人の能力に他なりません。この2年間でそれぞれが準備し、行動に移してきた事と思います。今年は大きく実らせる1年です。現在、物流業界を取り巻く環境を見ると、相変わらずの著しい労働力不足に加えニーズの多様化、法の規制強化、等々依然として非常に厳しい状況下にあります。しかしながらこんな時こそ当社の社訓「今日終ったでなくて明日なにするか、出来ないでなくてどう出来るか」です。様々な視点から物事を捉え、1人1人のレベルアップが会社全体を押し上げるよう年間を通じて能力を余すところなく存分に開放してください。その継続こそが提案型企業であり続ける当社の務めです。
最後になりますが、全社員および家族の皆様、関係者様各位のご多幸とご健康を祈念致しまして新年の挨拶とさせて頂きます。
代表取締役 石井督之