物流業界の用語・豆知識

た行の用語・豆知識

保管物を載せる保管設備です。ラックと呼ばれることもあります。

棚板

物品を載せる板を指します。

棚受け

棚の部材で、ビームおよび棚板を支える部材を指します。

棚卸

保管商品の数量を、任意の時点にて確認することを指します。実在庫を数え確認する実地棚卸のことです。

棚番

商品がどこの棚のどこの位置にあるかを指し示す番号、住所(ロケーション)のことです。

棚札

商品記録簿です。商品を出し入れする際に入出庫数、日時、担当者名などを記入します。

宅配便

一般消費者の家庭など、不特定多数の届け先に不定期に荷物を届ける輸送サービスのことをいいます。最も有名なサービスは「クロネコヤマトの”宅急便”」であり、「宅急便」はヤマト運輸の登録商標です。社会全体の輸送量は10%程度の市場ですが、商取引の多様化により、現在最も注目される市場となっています。宅配便は法律により宅配便の届出料金が決められていますが、大手企業の参入、競争により価格の低廉化の要求が高まっています。一部当日に届くサービスの実施も開始されています。

建屋

土地に定着する工作物のうち、屋根・柱・壁を有するものを指します。これに付属する内部設備は含みません。たとえば倉庫では、上屋のことをいい、内部のラック設備等を除いたものになります。

タリフ

物流業界では事業開設にあたり、その提供価格を運輸省に原価計算書と共に提出する必要があり、この原価計算書を提出しない場合は、運輸省が計算した標準運賃表をもとに事業を行うことができます。この「標準運賃表」に当るものをタリフと呼び、トンキロ【重量×距離】で計算しています。これは2年に一度改訂され、 例えばH6は「平成6年」、BはABCランクの「標準」を指します。ABCの料金の差は通常Bを標準に±5%程度を設定しており、2年ごとの改訂では、平均し て5%程度の運賃アップがなされている。

中量ラック

1棚当たりの積載荷重が500kg以下のラックを指します。

チャーター便

正式には専属輸送といいます。特定の荷主の多くの商品を、通常トラック1台を 契約して輸配送を行う方法です。車輌は軽貨物、2t、4t、10t、10t超、コンテナなどの多数の種類があり、荷物の重量と配送形態により最適な車輌を手配します。配送業務のコスト構造として、その大半が人件費に費やされるため、車輌が小さい方が低料金である、という考えは構造上成り立ちません。

積付け

荷物を所定の所に積み上げることを意味します。積みつけの技術により積載効率向上や破損防止が図れます。

通関

関税法に従って、貨物の輸出入について税関の許可を受けることを指します。

適正在庫

設定した適切な数量を確保してある在庫状態を指します。

デッドストック

いわゆる不動在庫です。出荷見込のない、動かない在庫を意味します。

デバン/デバンニング

コンテナ、荷台からの荷降ろし作業を指します。荷物を降ろす作業の総称です。

デポ

小型の配送拠点を指します。所定の集配送の地域を持つ末端の拠点を指すことが多くあります。

天板

ラックの最上部に取り付ける板を指します。

低温輸送

冷蔵輸送ともいわれ、温度が上昇することによって品質の劣化や変質するような商品(貨物)を輸送する場合、低温を維持いつつ輸送できるような装置を備えた輸送機関で輸送することを指します。生鮮食料品、乳製品、冷凍商品などの食料品が知られますが、近年では医薬品、写真用フィルムなどの非食品も低温輸送されています。

定温輸送

積荷である商品の品質維持のために適当な温度を維持したままで輸送ができるように装備された輸送機関によって行われる輸送を指します。多くの場合は低温によるものがこれに該当しますが、必ずしも低温だけではなく、冬期、寒冷地においては集荷の凍結を防ぐために外気よりも高温にする場合もあり、外気と同じ温度にしておくこともあります。低温輸送は広い意味での定温輸送の一種と考えられます。 近年はこうした厳密な温度管理を行うニーズが増えています。

トラックステーション

財団法人貨物自動車運送事業振興センターが全国主要国道沿い31箇所(H28年12月現在)に設置している施設を指します。長距離トラック運転手の休憩及び道路情報等の提供が目的です。

トレーラー

車両の1つです。トラックやトラクターなどによって牽引されます。形状によりフルトレーラー、セミトレーラーがあります。

導線

作業における作業者の動きの線を意味します。ピッキングであればリストなどを取得し出荷商品の確認、棚までの移動、商品の取り出し、ケースへの封入、ケースの移動など作業の線がそれにあたります。作業動線を短く改善することで作業効率を向上させることができます。

トータルピッキング

ピッキング作業を効率よく行うための前準備作業的なピッキングです。具体的には当日の出荷総量を先に荷捌場に出庫した上で納品先別仕分けを行うような場合の総量出庫作業を指していいます。

ドーリー

車輪のついた運搬台のことです。牽引されて走る運搬車両(トレーラ)からハンドトラックに似たものや、はくに自在車輪4個をつけただけのものまで様々な形態が存在します。

トレーサビリティ

追跡可能性を意味します。一般的には食品の安全を確保するために栽培・飼育から加工、製造、流通などの過程を明確にすること、またはその仕組みを指します。物流におけるトレーサビリティには2つの意味合いがあり、一つは「いつ、どこから、いく つ、どのように(入荷・保管され)、どこへ、どのような状態で、どのような手段で(配送・納品されたか)」という、製品、商品自体の動きを示すものです。これらは貨物追跡サービスなどで追跡可能です。もう一つは、業務全体の運営状況がいつ、どのようになされ、効率やコスト・生産性などが変化していっ たのかを追跡する、という意味合いがあります。これらは例えば運行などの単一業務はタコグラフなどで追跡が可能ですが、全体を見渡したときの業務内容やコストとの相関追跡の実施と、的を得た改善活動の実施は、今後の物流発展のために必須のサービスです。

ドレージ

コンテナで輸送されてきた荷物を、デバンニングせずに直接目的地まで陸送する方法です。港でデバンニングするよりスピーディ、かつローコストで手元に荷物を届けることが出来ます。

トレース

追跡のことです。物流業界で話題にのぼることの多い「トレーサビリティ」は英語で表示すると”traceability”、つまり”trace”(追跡)+”ability”(可能)という意味になります。生産から顧客までの履歴を追跡して明確にできることをいいます。

特別積み合わせ貨物運送事業

複数の荷主の貨物を混載し、全国規模のネットワークのトラックで運ぶことを指します。異なる地域間の起点及び終点に積卸施設を持ち、必要な仕分けをし、定期的に幹線輸送を行います。一般貨物自動車運送事業の特殊な形態として特別積み合わせ貨物運送事業として位置づけられます。